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2017年6月8日 暑さ対策の当たり前の話 雨に日に傘をさして歩くことはごく一般的な当たり前の話です。 夏の暑い日に、人間エアコンを使用して活動することも、当たり前の時代となりました。 人間エアコンの使い方は、コンビニなどで売っているごく普通なペットボトルを使用後 リサイクルし、中に80%ほど氷を入れて冷凍庫で凍らせます。 初めてお使いになる場合に限り、+20%の水道水をペットボトルに加水します。 ボトルケースにセットして、専用キャップに取り換えれば準備完了。 後は、人間エアコン着衣とポンプユニットを接続すれば機能します。 スイッチのON/OFF(あるいはECOモード搭載機種に限りインターバル)で水流が流れ、 面水冷となって体温を吸収します。さらに外部からの放射熱をカットします。 ここで、この持続時間の話になるわけですが、水流が続くのは8時間以上。 これは1日の労働時間に相当します。十分な連続運転時間です。 しかし、ボトル内の氷(氷電池と呼ぶ)の残量は1リットルモデルでおよそ1時間となります。 皆さんは”雨に日に傘をさして歩くことはごく一般的”であることは認知されていることです。 傘をさすのは面倒ですよね?でも傘がないとずぶ濡れになってしまいますよね? 人間エアコンも1時間限りで、その後全く使えないわけではありません。 わずか10秒でボトル交換でき、水冷服内が温まらないうちに継続して冷却が可能なのです。 これを”クイックチェンジ”と呼んでいます。 雨の日に傘をさすのも、仕事中にヘルメットや作業着を着るのも、当たり前であったり義務だったりしますよね? 夏に人間エアコンを着て、熱中症対策や予防をする装備も、仕事のモーションの1つと考えられないでしょうか。 耐火スーツを着て溶接作業したり、手袋をして自分の身を守るのも、仕事の一つだと思います。 同じく、わずかな手間で猛暑対策を行うのも、当たり前の仕事の一つになるものだと信じています。 怪我や事故の原因の一つにヒューマンエラーがあります。普段の集中力を欠き、普段の体力を欠いている時こそ 事故が起きやすくなっています。事故後、従業員が離脱したり、怪我をしたり、大切な機械を壊してしまうなど 大きな損失は計り知れません。再雇用にかかる費用、機械の修理費などを考えると安全性を高めて、生産性が向上し、損失を予防できる投資は、必ず帰ってきます。なので安い買い物であると思います。 人間エアコンの投資は決して高くはありません。大型業務用エアコンを購入し、毎日多額の電気代を支払うなど 不効率な投資を考えると、人間エアコンは非常に安く、エネルギー効率も非常に高いECOであると思います。 暑さ対策の当たり前の話 これからのグローバルスタンダードであること、それが人間エアコンのコンセプトです。 |
2016年1月8日 新年あけましておめでとうございます。 クールスマイルが始まって5年目の春になります。東日本大震災が起きた時の衝撃は今でも忘れてはいません。私はいつものとおりネットショップを運営していました。ディスプレイを見つめながら、ふと、疲れたのかな?そう思うと画面が揺れていました。慌てて屋外へ出てみると電線がゆっくりと揺らいでいました。 大阪でも揺れを感じる、かなり大きな長期振動。地震があったに違いない。しかも相当遠くで。。。 ブラウン管テレビをつけてみる。大きな波が街を飲み込んでいる映像がリアルタイムで飛び込んでくる。 これは大変なことが起きた。 とても仕事どころではなくなりました。そのあとすぐ、福島の原子力発電所が、水蒸気爆発。大量の放射線が空中を舞いました。 私はすぐさまアメリカの販売店へ駆け寄り、ガイガーカウンターを入手しようと話しかけました。待つも返事なし。今度は中国へ。在庫切れ。 ゆっくりしすぎた!と焦っていました。状況からすぐに手配したのが後方支援に当たる商品でした。 今度は扇風機とランタンを大量に仕入れ、当時取引先であった会社や自社販売サイトですぐさま展開しました。 すると1週間もせず、コピーサイトが現れ、自社製品が次々とかぶせ売りされるという、問題が起きました。 そうこうして、4月末には落ち着きを取り戻しましたが、多量のニーズに応えられず、クレームが殺到。キャンセルは半分近くにものぼりました。 扇風機を3月に仕入れたのは、夏場の電力需要先見したためでした。氷屋さんへ駆け寄り、氷を売ってほしいとか、いろんなアイデアを模索しました。 ふと、小学生の時に発案していたアイデアが、脳裏によぎります。 それがのちに開発されるクールアーマーCA2の原型クールアーマーCA1でした。 その前に製品化されたのが、クールスマイルCS101冷える帽子でした。 手軽で冷却できる製品がどうしても作りたかった一心で、完成までこぎつけることができました。 日本の工場はさんざん当たり、試作レベルまでのサンプル工場へなんども足を運びました。どこも相手にしてくれそうにありません。 それでもなんとか、原型になる試作品を持って、中国の工場へ飛び込みました。気をよくされたのか、工場の社長は生産協力してくれることになり、無事製品は完成しました。 震災の特需によって、特別収益がありました。それを開発費にあてて、熱中症で困る方々を救う、恩返しがしたい。 そんな気持ちでクールスマイルは誕生しました。 CS101冷える帽子の登場から、様々な市場ニーズを得ることができ、さらなる製品の開発へ着手することになります。 ギフトショー、CIYホームセンターショーへの出店を行いました。 考えてみれば、熱中症は強敵です。生半可な対策では対策とは言えない。そう結論付け、次はもっと強力な製品を。。。 そうだ、人体丸ごと冷やしてしまえばどうか? そんな無謀な挑戦に挑むことになります。 思考しては、試作の繰り返し、驚異的な速度で開発が進みました。ほとんどの工程は自分で行ったのです。 外注企業の手を借りず、技術は自分で生み出しました。まさにゼロからの研究開発です。 必要な技術は習得し、学んで解決してゆきます。たくさんの開発知識が得られました。 本当にたいへんな道のりでしたが、CA2が実用化されたときの喜びは最高でした。 まだまだ進化の途中ですが、世界最高の冷却スーツ1号機が完成したのです。 一般的に水冷服や空調服などと呼ばれている時代に、私は”人間エアコン”と命名しました。 CoolArmorCA2人間エアコンの誕生です。 |